知っておきたい「3R」(続)
- リユース(Reuse)
- リユースとは、一度使用していらなくなったものを捨ててしまうのではなく、洗った適齢にしたり修理してもう一度使うことです。身近なところでは、ビールやジュースなどのビンを回収し再利用する「リターナルビン」などがもともとの容器をリユースして使えるようにしたものです。機能を復活させて、もう一度使用すれば、エネルギーや環境汚染は最小限になります。リユースは、場合によってはリサイクルより地球にやさしいと言えるのではないでしょうか。 最近流行の、古着や中古品もリッパなリユースです。環境について考える人たちの間で脚光を浴び、リサイクルショップなども良く利用されてきています。みなさんも家庭に眠っている使わなくなったものを持ち寄ってバザーうあフリーマーケットに出かけてみませんか?
- リデュース(Reduce)
- 3R最後のRは、リデュースです。
このリデュースは、「捨てる」という考え方自体を見直してみよう、という活動です。
「最終的にはゴミになってしまうから買わない」「再利用できなさそうな製品は買わない(使用しない)」といった考えのことです。ハッキリ言うと現代社会でこの考えを貫いてしまうと全くもって何も変えない状態になってしまうので、完全に実行するのは難しいのですが、そういったことを心がけているだけでも、家庭から出るゴミの量のかなり違ってくるのではないでしょうか。
リデュースを考えるようになると、自分の見の周りでもムダなことをしている人がたくさん居ることに気づくはずです。例えば、携帯電話を見てもそうでしょう。毎日毎日テレビで流れてくるCMを見てみると、新しい製品がドンドン出ているのがわかるはずです。最近では新しいというだけでそれを欲しがる人が大勢います。特に壊れていなくても、昨日に不便を感じていなくても、「新しいものを持ちたい」「人より先に手に入れたい」という気持ちだけで機種変更をする人があなたの周りにもいるのではないでしょうか。携帯電話の部品もいくらかは再利用されるようになってきたとは言え、それを開発、製造するにはもちろん資源を利用して作られているのです。エネルギーだって使っています。よく考えてもみてください。今日出た最新の製品でも来年には型遅れといわれる運命にあります。それを今日手に入れるか、今あるものを大事に使ってどうしようもなくなった時に変えるかの違いです。あなたが機種変更する頃には持っと最新でステキな機能がついた製品がたくさんあるはずです。
必要もないのに新しいものを手にしてゴミを増やしてしまうということを少しだけでも考えてみて下さい。
すぐに実践することは難しいかもしれません、最初は意識するだけ、考えるだけでもいいんです。無関心なことに比べればそれでも立派な環境活動なのですから。
3Rより一歩進んだ「5R」
最近では、上記の3Rに「リフューズ(Refuse)」「リペア(Repair)」を足した「5R」という考え方もあります。
「
リフューズ」は過剰な包装や買い物した時のレジ袋や割り箸やスプーンなどを「断る」という考え方です。
最近ではレジ袋が有料になりましたね。
面白いもので、それまではいくら訴えてきても中々増加しなかったマイバッグが今では当たり前のように目にするようになりました。これは企業側がリフューズに協力していることで成功した例といえるかもしれません。
「リペア」は修理するという意味で、壊れたものでもすぐに捨てて買い換えるのではなく、修理して長く使おうという考え方です。リデュースなどに比べると、いつもより少し意識するだけで日常で実践できる活動ではないでしょうか?
pickup
Last update:2023/9/15